2019年に企業のテックブログ30サイトを調べたとき、はてなブログとWordPressの2強だった。2026年現在、その構図は大きく変わっています。
Zenn・noteの台頭、静的サイトジェネレーター(Astro、Next.js等)の普及、そしてそもそも「自前でブログを持つ」以外の選択肢も増えました。
2026年の主要な選択肢
Zenn
2020年にリリースされたエンジニア向けの情報共有プラットフォーム。Markdownで書けて、GitHubリポジトリと連携した記事管理もできる。
個人のテック記事を書く場所としては、2026年現在もっとも活発なプラットフォームのひとつ。SEOも強く、Google検索でZennの記事が上位に来ることが多い。
企業のPublication機能もあり、テックブログをZenn上で運営する企業も増えている。
note
テック系に限らず、幅広いジャンルの記事が書ける。エンジニアの個人発信やポエム的な記事、キャリア系の記事に向いている。
技術的な内容よりも、考え方や経験をシェアしたい場合に良い。法人向けの「note pro」でオウンドメディアとして使う企業もある。
はてなブログ
2019年の調査では企業テックブログで最多だった。今でもはてなブログで運営しているテックブログは多いが、新規で選ぶ企業は減っている印象。
はてなブログBusinessプランで独自ドメイン運用もできる。既存のテックブログを移行するコストを考えると、そのまま継続しているケースが多い。
WordPress
CMSシェアはいまだに圧倒的。デザインの自由度が高く、プラグインも豊富。ただし、セキュリティ対策やアップデートの手間がかかるのが難点。
テックブログとして新規で採用する企業は減っているが、コーポレートサイトと一体で運用する場合には依然として有力。
静的サイトジェネレーター
2019年は「まだ少ない」と書いたが、2026年現在はかなり増えた。
| ツール | 特徴 |
|---|---|
| Astro | コンテンツ重視のサイトに最適。Markdownで記事管理 |
| Next.js | Reactベース。動的機能も持たせたい場合に |
| Hugo | Go製。ビルドが高速 |
このブログ(umi.design)もAstroで構築しています。MarkdownをGitで管理できるので、エンジニアにとっては自然なワークフロー。
デメリットは初期構築のコストと、非エンジニアが記事を更新しにくいこと。ヘッドレスCMS(microCMS、Newt等)と組み合わせると、その問題も解決できる。
どう選べばいい?
個人のエンジニアブログ
| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| 技術記事を書いて知見を共有したい | Zenn |
| 考え方やキャリアについて書きたい | note |
| 自分のドメインで資産として残したい | Astro / Hugo + 自分のサーバー |
企業のテックブログ
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| すぐに始めたい・運用コストを抑えたい | ZennのPublication / はてなブログBusiness |
| デザインにこだわりたい | WordPress / 静的サイトジェネレーター |
| エンジニア主導で運用したい | Astro / Next.js + ヘッドレスCMS |
まとめ
2019年は「はてなブログとWordPressの2強」だったが、2026年はZennの台頭と静的サイトジェネレーターの普及で選択肢が広がった。
結局のところ、継続して書ける場所を選ぶのが一番大事。プラットフォームの選定に時間をかけすぎて記事を書かないのが一番もったいないので、迷ったらZennかnoteで始めてみるのがいいと思います。