Macのメーラー探し、まだ続いています。2019年に「Sparkか標準メールの2択」と書いたけど、その後Sparkが有料化したり、Thunderbirdが大幅リニューアルしたりと状況が変わりました。
2026年現在の選択肢を改めて整理します。
そもそもメーラーは必要?
SlackやTeamsなどチャットツールが普及して、社内コミュニケーションでメールを使う場面は減りました。でも、取引先とのやりとり、各種サービスの通知、確定申告関連の書類など、メールがなくなることはまだなさそうです。
特にフリーランスだと、クライアントとの連絡手段としてメールは必須。複数のメールアカウント(個人・仕事・サービス用など)を管理するためにも、メーラー選びは地味に大事です。
macOS標準メール
いいところ
- 純正なので動作が安定している。重くならない
- 無料。追加課金なし
- IMAP・POP両方対応
- iCloud連携がスムーズ
- macOS/iOSのアップデートで地味に改善が続いている
微妙なところ
- 機能が最低限。痒いところに手が届かない
- メールの整理・フィルタリング機能が弱い
- 「これで十分」と思えるか「もうちょっと…」と思うかは人による
純正メールは「何も考えたくない人」には最適解。設定もかんたんだし、壊れない。
Spark
Readdle社が開発するメーラー。Mac・iPhone・iPad・Windows・Androidに対応。
料金の変化
以前は無料で使えたSparkですが、Spark 3以降は有料プランが中心になりました。
| プラン | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 基本機能。一部制限あり |
| Premium | 月額$4.99〜 | AI機能・優先サポート・チーム機能 |
無料でも基本的なメール送受信は可能ですが、AIメール作成やスヌーズなど便利機能はPremium限定になっています。
いいところ
- UIが洗練されている。操作性は相変わらず良い
- AIによるメール要約・返信提案機能が追加された
- アカウントごとの通知設定ができる
- マルチプラットフォーム対応
微妙なところ
- メモリ消費が多め。重くなりがち
- 無料版の機能制限が増えた
- IMAPのみ。POP非対応
Thunderbird
▶ https://www.thunderbird.net/ja/
2019年に「野暮ったいUI」と書いたThunderbirdが、**Supernova(115)**で大幅リニューアルしました。
いいところ
- UIが刷新されてモダンになった。以前の野暮ったさがかなり改善された
- 完全無料・オープンソース
- カレンダー機能が統合された
- IMAP・POP両方対応
- 拡張機能(アドオン)で機能追加できる
- プライバシー重視。メールデータがサードパーティに渡らない
微妙なところ
- 初期設定がやや面倒
- macOS純正アプリほどの統合感はない
- デザインは改善されたが、まだ少しクセがある
正直、以前のThunderbirdとは別物レベルで良くなっている。無料でここまでできるのはすごい。
比較まとめ
| 標準メール | Spark | Thunderbird | |
|---|---|---|---|
| 価格 | 無料 | 無料〜月$4.99 | 無料 |
| UI | シンプル | 洗練 | モダン(改善済) |
| AI機能 | なし | あり(有料) | なし |
| POP対応 | あり | なし | あり |
| マルチOS | Apple製品のみ | 全対応 | 全対応 |
| おすすめ | 何も考えたくない人 | UI重視・AI活用したい人 | 無料で高機能がほしい人 |
結論
2026年現在の個人的なおすすめは:
- Apple製品だけで完結する人 → macOS標準メール
- UIと使い勝手重視、課金OK → Spark Premium
- 無料で高機能、プライバシー重視 → Thunderbird
Sparkの有料化で「無料で使える良いメーラー」の選択肢が狭まった感はありますが、Thunderbirdの進化がそれを埋めてくれています。