MacのFTPクライアントとしてTransmit 5を使い続けて数年。今でもFTPが必要な場面では一番おすすめのアプリです。
ただし、正直に言うとFTPを使う機会自体がかなり減りました。Git + CI/CDやSSHでのデプロイが主流になり、FTPクライアントを開く場面は、レンタルサーバーの運用案件ぐらいになっています。
それでもWeb制作に携わっていると、運用案件で2桁〜3桁の接続先を抱えることもあるので、FTPクライアントは手放せない仕事道具です。
Transmit 5
開発元はPanic。macOS専用の有料FTPクライアントです。
購入方法と価格
| 購入先 | 価格 | 形態 |
|---|---|---|
| 直販(Panic公式) | $45(約7,000円) | 買い切り |
| Mac App Store | 年額制 | サブスクリプション |
※ 価格は変動する可能性があるので、公式サイトで確認してください。
2年以上使うなら買い切りのほうがお得です。仕事道具として毎日使うなら十分に元が取れます。
Transmit 5のいいところ
動作が軽い
これが一番大きい。Apple Siliconにもネイティブ対応していて、もっさりしたところがない。FileZillaなど無料のクライアントと比べると転送速度も体感で速いです。
日本語対応
UIが完全に日本語化されている。海外製のアプリでここまでちゃんと日本語対応しているのは珍しい。
対応プロトコルが豊富
FTP/SFTP/WebDAVはもちろん、Amazon S3、Google Cloud Storage、Backblaze B2、Rackspaceなどのクラウドストレージにも接続できます。FTPクライアントというよりファイル転送アプリと言ったほうが正確かもしれません。
タブ・お気に入り同期
複数の接続先をタブで開ける。Panicのサーバーを介して別のMacともお気に入りを同期できます。
Transmit 5の微妙なところ
- 初期費用がそれなりにかかる
- 通信状況によっては転送ミスが起きることがある(これはどのFTPクライアントでも同じ)
- macOS専用なので、Windowsでは使えない
FTPを使わない選択肢
2026年現在、ファイルのアップロード方法は大きく変わっています。
Git + CI/CD
GitHub ActionsやCloudflare Pagesなど、Gitにpushするだけで自動デプロイされる構成が主流になりました。FTPで手動アップロードするよりミスが少なく、ロールバックもかんたんです。
SSH/SCP
サーバーに直接ファイルを送る場合は、FTPよりもSSH/SCP/rsyncのほうがセキュアです。ターミナルからrsyncコマンドで差分だけ転送するほうが速くて確実です。
レンタルサーバーの場合
とはいえ、ロリポップやさくら、ConoHa WINGなどのレンタルサーバーで既存サイトを運用している場合は、まだFTPが必要な場面があります。そういう場合にTransmit 5は心強いです。
他のFTPクライアントとの比較
| アプリ | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| Transmit 5 | $45(買い切り) | 軽量・高速・クラウド対応・日本語 |
| Cyberduck | 無料(寄付歓迎) | オープンソース。クラウド対応も充実 |
| FileZilla | 無料 | 定番だがUIが古い。広告あり |
| Forklift 4 | $29.95(買い切り) | デュアルペインのファイルマネージャー兼FTP |
無料で済ませたいならCyberduck、お金を出してでも快適に使いたいならTransmit 5という選び方でいいと思います。
まとめ
FTPクライアントとしては今でもTransmit 5が一番おすすめです。ただ、新規案件ではGit + CI/CDでのデプロイを検討したほうが、長期的には楽になります。
既存のレンタルサーバー運用にはFTPが必要な場面がまだあるので、そういう仕事がある人はTransmit 5を入れておいて損はないです。