エンジニアがコードスニペットや技術メモを残すためのノートアプリ。2018年にEvernoteやBoostnoteを比較した記事を書きましたが、その後Notion・Obsidianの台頭で状況が大きく変わりました。
2026年現在の選択肢を改めて整理します。
エンジニアがノートアプリに求める条件は?
- Markdownで書ける
- コードのシンタックスハイライトがある
- フォルダ or タグで整理できる
- クラウド同期ができる
- 動作が軽い
- ダークモード対応
おすすめアプリ
Obsidian
個人利用は無料。ローカルのMarkdownファイルをそのまま管理するノートアプリ。
- ファイルがすべてローカルの
.mdなので、ベンダーロックインがない - プラグインが豊富で、自分好みにカスタマイズできる
- バックリンク(双方向リンク)で知識をつなげられる
- 同期は有料(月$5〜)だが、iCloud/Dropboxで代替可能
- コミュニティが非常に活発
エンジニアのナレッジ管理ツールとしては、2026年現在もっとも勢いがある。Markdownファイルをそのまま扱えるので、Gitで管理することも可能。
Notion
ノート・タスク管理・データベース・Wikiなど、何でもできるオールインワンツール。
- 個人利用は無料
- ブロックエディタで柔軟なレイアウトが組める
- データベース機能が強力(テーブル・カンバン・カレンダー等)
- チームでの共有・コラボレーションに強い
- AI機能も統合されている
「メモ」を超えてプロジェクト管理まで一元化したい人向け。ただし、Markdownの読み書きは独自仕様の部分があり、純粋なMarkdownエディタとしては癖がある。
Bear
Apple製品向けのMarkdownノートアプリ。デザインが美しい。
- 基本無料。Pro版は年額$29.99(同期・テーマ等)
- タグベースの整理が直感的
- iCloud同期(Apple製品間のみ)
- エディタとしての書き心地が良い
Mac/iPhone/iPadで完結する人にはシンプルで使いやすい選択肢。
Inkdrop
日本人エンジニアが開発したMarkdownノートアプリ。
- 月額$5.99
- プログラマー向けに設計されている
- Vim風キーバインド対応
- プラグインで拡張可能
- E2E暗号化でセキュリティ重視
エンジニアのためのエンジニアが作ったアプリという感じ。コードスニペットの管理に特化した使い心地。
以前使っていたアプリのその後
| アプリ | 状況 |
|---|---|
| Evernote | 度重なる値上げと機能制限で離れるユーザーが増えた。重さも変わらず |
| Boostnote | リニューアル後にクラウド版に移行。以前とは別物になった |
| Ulysses | ライター向けとしては健在。エンジニア用途には向かない |
比較まとめ
| Obsidian | Notion | Bear | Inkdrop | |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | 無料(同期は有料) | 無料 | 無料〜年$29.99 | 月$5.99 |
| Markdown | ネイティブ | 独自拡張 | 対応 | ネイティブ |
| コードハイライト | あり | あり | あり | あり |
| 同期 | 有料 or iCloud | クラウド | iCloud | クラウド |
| プラットフォーム | 全OS | 全OS | Apple製品のみ | 全OS |
| 向いている人 | ナレッジ管理 | オールインワン | シンプルにメモ | コード特化 |
結局どれがおすすめ?
2026年現在、エンジニアのメモアプリとしてはObsidianかNotionの2択が多い印象です。
- Markdownファイルをローカルで管理したい → Obsidian
- メモ以外もまとめて管理したい → Notion
- Apple製品でシンプルに使いたい → Bear
- コードスニペット特化 → Inkdrop
個人的には、Obsidianのローカルファイルベースという思想がエンジニアの感覚に合っていて好きです。